1日のうちで腸が最も活発に動き、強い便意がおこる、朝。
しかも便意は1日に3~4回しかおこらないので、朝はとても貴重なチャンスです。
便秘にならない、便秘解消に効果的な朝の過ごし方とは?
朝起きたらまず、1杯の水
「朝起きたら、1杯の水を飲むと便秘にいい」とよく耳にします。これは胃に飲み物や食べ物が入ると、胃壁が伸びて腸が反射的に動き出す(胃・腸反射)からです。
軽くてOK、何かしら朝食を
胃にものが入らないと、腸は動き始めません。バナナやヨーグルト、コーヒーだけでもいいので、”腸を動かすために”朝食をとりましょう。
腸を動かすには、朝はボーっとするのが正解!
腸はリラックスしていて、副交感神経が優位の時に活発に働きます。特に女性の朝は、家事や身支度で忙しくて、バタバタしがちですが、朝はボーっとすることが便秘解消につながります。
朝食を食べてから”出す”までは、ボーっとしていていい時間。”出し”たら、さぁ活動開始です!
朝がだめなら、昼食後、夕食後のタイミングを
朝は1日のうちで一番大きな大蠕動運動(大ぜんどう運動)がおこり、結腸から直腸に便が押し出されて便意がおこります(直腸反射)。»大蠕動運動についての詳細はこちら
この朝のタイミングをつかまえたいものですが、だめだった時は、昼食後、夕食後のタイミングを狙いましょう。
腸は、リラックスして副交感神経が優位の時に活発に働くので、「何とかして出すぞ!」と気持ちが力みすぎては逆効果になります。
朝がだめだったら、昼や夜があるさ!というくらいの気持ちの余裕が、便秘解消につながります。