脳と腸の関係では、脳が腸に指令を出したり、脳の状態(ストレスや自律神経など)が腸に影響する、脳→腸というルートがあります。
さらに腸の状態が脳に影響を与える(「腸→脳」というルート)ことが最近の研究で明らかになってきました。
「脳→腸」~脳の状態が腸に影響
ストレスや睡眠不足などで自律神経のバランスが乱れると、下痢や便秘が起こりやすくなります。脳が腸に影響をあたえることは以前から知られていました。
「腸→脳」~腸の状態が脳に影響
便秘やお腹の張りなど腸が不調だと、イライラやうつっぽい気分になるなど、腸の状態が精神に影響することがわかってきました。
また、食後に眠くなるのも腸の働きが脳に影響しています。食べ物を消化するために胃や腸が活発に働いているので、副交感神経が優位になります。
脳腸相関~脳と腸は相互に関連している
脳から腸への一方通行ではなく、腸の働きは、脳へ影響を与えるルートもあります。このように脳と腸が相互に関連していることを、「脳腸相関」といいます。