一般的に便秘とよばれている、「機能性便秘」。機能性便秘は、3種類あります。
弛緩性便秘~大腸の働きが弱くなっておこる
大腸の働きが鈍いため、便が腸にたまりがちになったり、便を押し出す力が弱まっておこる便秘です。
女性に多く、「お腹が張る」などの特徴があります。便秘薬や下剤を長期間使い続けるすることでもおこります。
痙攣性便秘~便秘と下痢を繰り返すことも
痙攣性便秘(けいれん性便秘)は、ストレス性便秘ともいいます。腸が異常に緊張して収縮して(痙攣して)、腸の蠕動運動がスムーズにいきません。
ウサギのようなコロコロした便が特徴で、食後に腹痛がある場合があります。便秘や下痢を繰り返すこともあります。過敏性腸症候群(IBS)の便秘型も含まれます。
直腸性便秘(スーパー便秘)
直腸性便秘(スーパー便秘)の場合、結腸の蠕動運動は正常です。直腸に何らかの問題があったり、便意を我慢することで便意がなくなって便秘がおこっています。
自分は、どの種類(タイプ)の便秘なのかを知る
自分の便秘の種類を知ることは、便秘解消への大切な一歩になります。
2種類以上の要因が複合して便秘になっているケースもあるので、その点も考慮しましょう。