弛緩性便秘~腸の働きが低下し便秘に。ガスでお腹も張りがちに。

2013.7.31

ガスでお腹が張りがちなタイプの便秘は、弛緩性便秘の可能性があります。

腸の機能が低下して、腸に便やガスがたまりがちに。便を排出するのに時間がかかり、便秘につながっています。

弛緩性便秘の原因

弛緩性便秘は、男性に比べて腹筋の弱い女性に多く、10代の思春期の頃から始まることもあります。生活習慣が原因で、弛緩性便秘になることもあります。

  • 運動不足
  • 炭水化物抜きダイエット等による、食物繊維不足
  • 便秘薬や下剤を長期間使用する

» 弛緩性便秘の症状

ガスがたまって、お腹が張りがちに。胃に不調がでることも。

腸の不調が胃に影響する腸の動きが鈍くなっているので、腸内にガスがたまりがちになっています。また体内のガスをおならとして体の外にスムーズに出すことができません。

ガスのたまった腸が胃を圧迫して、胸やけや悪心、胃のむかつき、逆流性食道炎など胃に不調が出ることもあります。
» 胸やけ、逆流性食道炎などの胃の不調の原因は腸に?!

薬の副作用などで、弛緩性便秘になることも

説明する医師糖尿病がある人や、パーキンソン病、甲状腺の機能が低下している人も腸の働きが弱くなり弛緩性便秘になりやすくなります。

薬の副作用が、弛緩性便秘につながることがあります。高血圧の薬や抗うつ剤には、腸の蠕動運動が抑える作用があります。

抗生物質でも、便秘になりやすくなります。腸内の善玉菌も攻撃されてしまうので、腸の働きが悪くなりやすくなります。