いわゆる普通の便秘は腸自体には異常はない!腸の機能の低下が原因。

2013.7.26
女医さん

一般的に便秘と呼ばれるのは、「機能性便秘」です。腸自体に問題はなく、腸の働きが低下しておこります。

一方腸にポリープやガンがあると、物理的に便の通りが悪くなって便秘がおこることがあります。これを「器質性便秘」といいます。

「機能性便秘」~一般的な便秘

一般的な「便秘」は、「機能性便秘」です。腸自体に問題はなく、腸の働き(機能)が低下しておこります。

大腸検査を受けて、「腸に異常ありません」と言われるのは、このタイプの便秘です。

ふつうの便秘(機能性便秘)には、腸にポリープやガンなど、腸自体に異常はみつかりません。腸の機能に問題があって、便秘になっているのです。

「器質性便秘」~腸のポリープやガンが原因でおこる

機能性便秘に比べて数は少ないですが、腸のポリープやがんによって、便秘がおこることがあります。これを器質性便秘といいます。

説明する医師器質性便秘は、症候性便秘ともいいます。腸にガンやポリープができて、部分的に腸が狭くなります。物理的に便が通りにくくなるため、便秘がおこることがあります。

ガンやポリープは、大腸内視鏡検査で見つけられます。器質性便秘と思われる場合は、すぐに専門の医療機関で検査をおすすめします。 » 器質性便秘の症状