一般的に便秘と呼ばれるのは、「機能性便秘」です。腸自体に問題はなく、腸の働きが低下しておこります。
一方腸にポリープやガンがあると、物理的に便の通りが悪くなって便秘がおこることがあります。これを「器質性便秘」といいます。
「機能性便秘」~一般的な便秘
一般的な「便秘」は、「機能性便秘」です。腸自体に問題はなく、腸の働き(機能)が低下しておこります。
大腸検査を受けて、「腸に異常ありません」と言われるのは、このタイプの便秘です。
ふつうの便秘(機能性便秘)には、腸にポリープやガンなど、腸自体に異常はみつかりません。腸の機能に問題があって、便秘になっているのです。
「器質性便秘」~腸のポリープやガンが原因でおこる
機能性便秘に比べて数は少ないですが、腸のポリープやがんによって、便秘がおこることがあります。これを器質性便秘といいます。
器質性便秘は、症候性便秘ともいいます。腸にガンやポリープができて、部分的に腸が狭くなります。物理的に便が通りにくくなるため、便秘がおこることがあります。
ガンやポリープは、大腸内視鏡検査で見つけられます。器質性便秘と思われる場合は、すぐに専門の医療機関で検査をおすすめします。 » 器質性便秘の症状