「ご飯を食べない人は、便秘になりやすい」という研究結果があります。
1日に2膳以上のご飯を食べるグループは、便秘の人が少なかった
4,000人の女性を対象に調査したところ、1日に251gのご飯を食べるグループは、78gしか食べないグループに比べて、4割も便秘が少ないという結果がでました。
ご飯1杯が約120gなので、250gのグループは1日に約2杯のご飯を食べていることになります。
お米と和風のおかずに豊富に含まれる食物繊維がポイント
お米を食べる量が少ないと、お米からとれる食物繊維の摂取も減ってしまいます。
また煮物、豆類、海藻等の和風のおかずには、食物繊維が豊富に含まれています。
ご飯をしっかり食べる人はお米と和風のおかずから食物繊維を摂れるため、便秘になりにくいといえます。
日本人には、食物繊維が足りない!
日本人の食物繊維の摂取量は、昔に比べて大幅に減っていて、摂取基準を満たしていません。
1947年、日本人は1日あたり25gの食物繊維の摂取していました。しかし現在はその半分の12~13gの食物繊維しか摂取できていません。
「日本人の食事摂取基準」では、1日あたり女性で17g、男性で19gの食物繊維の摂取を薦めています。腸の専門家の多くは、それより多い1日あたり25gの食物繊維をすすめています。