便秘の人の３分の１はスーパー便秘（直腸性便秘）？！

食物繊維や下剤をとっても、効果がない・・・。その便秘は、直腸性便秘（スーパー便秘）かもしれません。

慢性便秘で悩む３人に１人は、直腸性便秘（スーパー便秘）の可能性があるといいます。

直腸性便秘（スーパー便秘）とは

直腸性便秘（スーパー便秘）は、肛門に近い直腸に問題があるために、スムーズに排便ができません。

弛緩性便秘や痙攣性便秘（けいれん性便秘）と異なり、結腸の蠕動運動の働きは正常です。

直腸性便秘（スーパー便秘）の原因で多いのは、次の３つです。

長年の便秘で、何度も繰り返し強くいきむことで、直腸が変形してしまうことがあります。

直腸が膣の方へふくらんだ部分（直腸瘤という）に便が溜まり、スムーズに排便できなくなっています。

スムーズに排便するには、腹筋に適度な力をいれますが、骨盤底筋は緩めることが必要です。

しかしいきみ方が間違っていて、骨盤底筋に力が入っている場合があります。骨盤底筋に力が入ると、出口にふたをしたような状態になり、便が出にくくなってしまいます。

「朝トイレに行く余裕がない」「外出先や会社のトイレで用を足すのは恥ずかしい」・・・と便意を我慢し続けていると、次第に便意を感じなくなってしまいます。

直腸性便秘（スーパー便秘）は上記以外にも、次の原因でおこることがあります。