夏はズバリ、便秘の季節。便が非常に固くなってしまい手におえず、病院に駆け込む人が多くなるそうです。
一番大きな原因は、水分不足です。
大腸に届く水分は、たったの1割!
夏は大量に汗をかいて、脱水状態になりやすくなります。自分では十分に水分を摂っているつもりでも、水分が不足していることがあります。
摂取した水分の大部分は小腸で吸収されます。大腸に到着するのは、たったの1割。腸は体内の水分量や、水分摂取量の影響を非常に敏感に受けます。水分が足りないと、便が硬くなり便秘につながります。
便が普段から便が硬い人は、水分の摂取が足りていない可能性があります。特に汗をかいて、体内の水分が大量に失われている夏は、意識して水分を摂るようにしましょう。
室内と野外の温度差が自律神経に影響
エアコンの効いた涼しい室内と暑い野外の温度で、自律神経のバランスを崩しがちに。交感神経が優位だと、腸の働きは低下します。
» 自律神経と腸の関係。交感神経が優位の時、腸の働きは低下している。
冷え症の女性にツライ、夏のエアコン
冷え症の女性にとって、夏のエアコンが効いた室内は、寒い冬より厳しい環境といえます。ひざ掛けや上着なしで過ごすと、体の芯から冷えを感じることも・・・。
手足が冷えると、交感神経が優位になり腸の働きは鈍くなります。冷えない工夫をして、「便秘の季節、夏!」を乗り切りましょう。