便秘外来を訪れる90%に「便意がおこらない!」~便意がなくなってしまう、5つの理由

2013.12.13
思案顔の女性

便秘外来を受診する患者さんの約90%に便意がないといいます。

便意がなければ、便を出すことはできません……。便意がなくなってしまう原因には、次の5つがあります。

1.便秘薬や下剤を長期間、頻繁に利用している。規定の量を超えて服用している。

思案顔の医師市販の便秘薬や下剤のほとんどが、腸を刺激するタイプで、依存性があります。便秘薬や下剤の力で強制的に腸を刺激することを続けていると、やがて自然な便意がおこらなくなってきます。

さらに困ったことに、自力で腸を押し出す力や、腸の働き自体が低下して、便秘をさらに悪化させてしまいます。

2.朝食を食べない

和食朝は一日のうちで、最も大きな便意がおこります。便意は、胃・結腸反射がきっかけで起こります。食事をして、胃に物が入ると腸が刺激されて、動き出すのです。

忙しいとか、食欲がない等の理由で朝食をとらないと、一日のうちで一番強い便意が起こる朝の貴重なチャンスを逃してしまいます

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3.朝が忙しすぎる

便意はリラックスした、副交感神経が優位の状態でおこります。しかし女性にとって朝は家事や身支度で1日のうちで一番忙しい時間であることも事実……。コーヒーを飲むなどして、ほんの短い時間でもリラックスできる時間をつくると、便意がおこりやすくなります。

4.便意を我慢しがち

「駅のトイレはちょっと」「会社のトイレでは用を足せない」と便意を我慢してしまうことが続くと、だんだん便意がおこりにくくなってしまいます。

5.ストレスや睡眠不足で交感神経が優位になっている

ポイントを説明する女医さんリラックスしていたり、ぐっすり眠っている時に、腸は活発に動いています。腸の活動は、副交感神経が優位になっている時に、活発になるのです。

反対にストレスが多くて緊張状態にあったり、睡眠不足の時は、交感神経が優位になっています。腸の働きは低下していて、便意はおこりにくくなります。

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