便の大部分を占めるのは「食べかす」だと思いきや、食べかすはたったの7~8%に過ぎません。
便の大部分(健康な人で80%程度)を占めるのは、実は水分。水分の摂取が不足すると、便が固くなり便秘になりやすくなります。
目次
摂取した水分はどうなるのか?
摂取した水分の大部分は小腸で吸収されます。大腸に到達する水分は、たった1割程度です。
身長程の長さもある大腸を最高時速約15cmで進むうちに、水分は徐々に腸壁から吸収されていきます。
便の大部分を占めるのは、水分!
最終的に便として排出される際、健康な人の便に含まれる水分量は70~80%。
残りの約20%程度は、食べかす、腸粘膜、腸内細菌です。
水分が足りないと、便が固くなる
ウサギのふんのようなコロコロとした硬い便になると、水分量は約60%くらいです。便の硬さは、ちょっとした水分の変化により大きく影響します。
水分の摂取不足に気をつけたい季節とダイエット中
夏と冬は便秘が悪化する季節と言われています。大きな原因の1つは、水分の摂取不足です。
» 夏は便秘の季節!水分補給がポイント
» 冬に便秘が悪化する4つの理由
またダイエット中は、水分をたっぷり摂った方がよいとよくいわれます。食事の量が少ないので、食品からの水分摂取が減るので、積極的に水分を摂取しましょう。
便秘がちな人や、便が固い人は、水分をたっぷり摂取する
普段から便秘がちな人は、スムーズに排便がある人に比べて、便が硬くなります。便が大腸内に留まる時間が長いほど、腸壁から水分がどんどん吸収されていってしまうからです。
便が硬さは、水分摂取が足りているかどうかの目安になります。便が硬い場合は、意識して水分をたっぷりと摂るようにしましょう。