「酒好きに便秘の人はいない」のは、医学的に正しい

2013.7.5
アルコールは腸によい

「飲みに行くと、もよおす」とか「酒好きに便秘の人はいない」といわれます。これらは医学的にも正しいそうです。

アルコールと腸の関係

適量のアルコールは、特に便秘気味の人にとっては良い効果が期待できるといえます。アルコールには、下記の働きがあります。

説明する医師

  • アルコールを飲むと、消化管の血流が増して、胃や腸の働きが活発になる
  • アルコールは小腸を刺激する
  • いつもより大量に水分を摂取するため、腸内の水分が増えて、便が軟らかくなる

でも飲みすぎは、逆効果

思案顔の医師しかし飲みすぎたり、強すぎるアルコールは逆に腸にとって悪影響になります。

アルコールが胃や小腸の粘膜を刺激して傷つけてしまい、消化吸収が妨げられることがあります。

また過剰なアルコールで腸の動きが活発になりすぎると、内容物からの水分吸収がおいつかずに、下痢になることがあります。