マクロビオティックや玄米食が便秘やお腹の張りを悪化させてしまう場合があります。
玄米の食物繊維は、白米の約5倍!
炊いた玄米と白米の食物繊維を比較すると、次の表のようになります。
水溶性 | 不溶性 | 総食物繊維 | |
---|---|---|---|
白米 | 0 | 0.3 | 0.3 |
玄米 | 0.2 | 1.2 | 1.4 |
玄米の食物繊維は白米の約5倍で、特に不溶性食物繊維が多いことがわかります。
腸の機能が低下している、便秘やお腹の張りなどの症状がある人が、不溶性食物繊維を急に摂ると、便が固くなったり、更にガスがたまることがあります。 »詳しくはこちら
大腸の内視鏡検査で、未消化の玄米が腸の中にみつかることもあるそうです。
お腹の調子を見ながら、徐々に玄米食へ移行
主食に白米を食べていた人が、急に毎食玄米にかえると、胃腸に負担になることがあります。
以下のポイントを参考に、徐々に玄米食に移行すれば、便が固くなったり、お腹の張りなどがおこりにくくなります。
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回数を徐々に増やす。まずは朝食や昼食の1食だけを玄米食に変えてみることから始める
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家庭用の精米機で徐々に精米の割合を減らして、徐々に玄米に近づけていく
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玄米に含まれる不溶性食物繊維は、水分を吸収する性質があるので、水分を充分に摂取する
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おかずに海藻などの水溶性食物繊維が豊富な食材を取り入れてバランスを取る。 »詳しくはこちら